2023年12月16日
銀座カラー倒産についてオーナー五十嵐が思うこと
脱毛ラボさんに引き続き銀座カラーさんも倒産いたしました。
こんばんは!急遽コラム書かせていただきます。
…銀座カラーさんが倒産しましたね。脱毛ラボさんやシースリーさんに引き続きです。
私は14年大手脱毛サロン数件・医療脱毛・ニードル脱毛を通っても生えていた女ですが
昔通っていたサロンは
エターナルラビリンス、ミュゼ・脱毛ラボですが、このうち2件も倒産しております。
(もう一件も危ないと聞いていましたが売却されましたね)
どうしてそうなるのか?
何がだめなのか?
ちなみにこの連鎖は医療脱毛でも起こりうることです。(ココ重要です)
最初に。皆様のために言葉を選ばずに伝えますが、
一生通い放題を出したサロンさんはそのお金を集めて飛ぶ可能性が高いです。
気をつけてください。
たくさんの広告・過度なプレゼントも私はイエローカードと思っております。
これは、代表五十嵐が脱毛始めた当初と似ています。
あの頃は、
20万円で契約したら潰れるサロンが沢山あって、感覚でいうと10件あったら5件くらいお金が集まったらなくなるサロン。という形でした。
潰れなそうなサロンを選ぶことが最優先でした。
そして今、脱毛サロンの経営をしていて
一生通い放題がどれだけ今後の経営を考えていないのかがわかります。
一度は大きな額が入るかもしれません。
しかし、そのお客さまは一生追加料金なく通っていただくお客さまです。
その後どうやって、お店の家賃やスタッフちゃんのお給料払うのでしょうか?
経営できないのです。普通に考えて。
本当に皆様、前々から言ってますが一生通い放題を出したサロンは危ないです。
選ばないでください。今回は強めに言います。
私は脱毛で100万円以上使いましたし、不満がたっっっくさんあったのでいま理想のサロンをだしましたが、私は幸い通っている最中に潰れたことはありません。
しかし、バイトをして、就職してお金を貯めて初めに頑張って買った大きな買い物がパソコン、の次が脱毛でした。本当に小学校から毛で相当悩んでいたので、調べて調べてやっとの思いで門を叩きました。
なので絶対に潰れなそうなサロンをかなり厳選したのを覚えております。脱毛は大金です。
美容の中でもある程度の若い時から人によっては必須と感じる美容であり、一生懸命貯めてからくる若いお客様もすくなくありません。(私もそうでした)
勿論、脱毛を考えている方全ての方が綺麗な肌になりたくて来ているのです。
私は、その純粋な気持ちや頑張りを金儲けのためだけに利用した(している)所が本当に許せません。ましてや今回は(正確な情報かはわからないですが)働いている方にも内緒だったとか…
もう言葉になりません。事実だとしたら本当にかわいそうです。本当にうちがもっと大きかったら皆様に皆さまに力をおかしすることが出来たのかな、と悔しいです。
そもそもなぜ脱毛サロンが潰れるのか?
いろんな理由があると思います。しかし私の感じる部分は「未払金」「お預かり金」をきちんと把握していないからでは?と思います。もしくはその概念がないのでは?
例えば当サロンは完全都度払いも可能ですが、
A様が10回コースを10万円で契約するとしましょう(5万円以下と以上では法律で考え方が変わるので5万円以上の例とします、5万円以上は専用の契約書を書いていただきます)。A様は3回通われました。そうすると10万円分の回数券のうち3回分は消化されたことになり、残り7回分の7万円は「預かり金」という形で「未消化」の金額であり本来であれば何かあった場合に返金する額となります。(法律により返金には大体10%程度手数料はかかります)
しかし、私の察するに、大手のサロンさんやクリニックさんはこのお金を「広告費」にかなりの比率で回してしまっているように感じます。実際に広告をされている方の見立てによりますと「月数千万円〜」ではないかと聞きました。電車でもネット広告でもかなり目にしますよね。
未消化金を広告費にかなり投入していくとどうなるか。回数券オンリーのサロンは新規のお客様が来た場合にのみ売上が立つことになります。つまりは新規様をじゃんじゃん入れるために広告を打ちます。しかし、昨今の「医療脱毛神話」(これも闇はかなり深いのですよ)により、全然お客様が入らなくなってしまった。入っていたお金をどんどん広告に使っていたためにお金がなくなってしまった。
そうなって経営が苦しくなってくるのです。
そうするとどうなるか。思考を疑うのですが
「集めるだけ集めて飛ぼう」となる所が多い傾向です。
(そもそもなんで倒産したからといって返金義務がないのか謎なんですが…通常個人サロンだったら何かあったら仕事掛け持ちしてでも返金する覚悟でやってますし(なので絶対に安全な経営をさせていただきます、アマギフとかプレゼントできません当サロンは)、脱毛ラボさんの倒産ではカードのエステの仲介会社さんまで倒産しちゃったらしいですよ、いろんな方や周りに迷惑かけるとか思わなかったのでしょうか?)
上記の考えに至りますと何をやるかと言いますと、「なるべく単価の高い商品を売るだけ売って倒産」という思考になるようです。そこで登場するのが「一生通い放題!」こちらは画期的です。
安い価格競争に陥っていた脱毛の中で、契約金額が高くても「一生通い放題ならお得かな?」と思いますし大手の信頼もあるので契約する方もいらっしゃるでしょう。
しかし前述したように、広告費にたくさんお金を使ってしまっていた場合、新規の契約が入らないと会社が回らないわけです。通い放題の方は一生料金かからず通える契約ですので(本来であれば)、その方々からは料金が発生しません。どう考えたって経営的に積んでます(例えば月何名までというなら「まだ」わかるのですが…)。つまりは経営を諦めた、と私は思ってしまいます。なので危険だと危険だと警鐘しております。
そもそもなぜ医療脱毛神話ができてしまったか?
簡単です。大手サロンさんが抜けないようにして?契約更新で稼ぐスタイルになったから。
…簡単ですとまで言いましたがあくまで私の個人の見解です。
私は大手サロンさんはその不信感で3件行きました。「え。生えるけど…また契約させられるの?他行ってみよ…」これです。サロン変えるとどれだけ経験者だと伝えてもまた一からの出力でスタートされます。それでも生えて医療脱毛でも契約更新しても生えてなんなのーーーーーーー!となりました。
いやこれかなりサロンは抜けないというイメージをつけてしまい大罪だと思います。今は正しい技術とマシンがあれば、医療脱毛でも生えた私の毛がなくなるのに。
最近「医療脱毛しか永久に生えない」という風潮にありますが、最近医療脱毛も「永久脱毛」という言葉を使わなくなってきたのにお気付きですか?サロンは永久脱毛できない、と言われておりますが実は医療脱毛も今は減毛と言っている時代ですよ。何回も言いますが医療脱毛の永久脱毛の定義は皆様の思う「永久に生えない」という状態とはかなりかけ離れております。AEA(米国電気脱毛協会)の定義では「最終脱毛してから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める」です。え?ツルツルでないじゃない。そして2ヶ月後生えてきても一応永久脱毛の定義は守られたことになります。んーこれって当サロンでも余裕でできる範囲です。。。よく4.5回で永久脱毛完了!と言っていたところはこの定義を使っているのでしょうね。毛はですね、だいたいお肌に10軍くらい毛の元が埋まっていると言われておりまして、なので最低でも10回、医療脱毛も光脱毛も原理的には成長期の毛に有効と言われておりますのでその残党処理にさらに何回かは必要と思います。というか脱毛勉強した方ならみなさんわかっているはずなのですが…
本当に脱毛業界は…皆様の毛をなくす努力をし続けて嘘偽りなく皆様を笑顔にする業界になってほしいと切に思います。